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ハイステ「最強の場所(チーム)感想/11月兵庫まで [雑記:アニメ・特撮]

【兵庫、土曜日マチソワまでおえた雑感。東京、広島含め】
感想、メモ、備忘録。
2018/11/17兵庫観劇分までのまとめ的なもの。


※沢ファンなので沢中心。

※ネタバレあり。独自解釈あり。内輪話あり。

※純粋に情報のみ求める方は閲覧しないことをおすすめします。

※芝居ヲタなので、めんどくさく、上からの否定的意見も含みます。

※これらがNGな方は回れ右でお願いします。



____________


<内容>
【1.全体の印象】
【2.沢パート、脚本演出、解釈など雑感】
【3.印象深い沢のフォーメーション、演出など】
【4.沢メンについて雑感(キャラ別)】
【5.めんどくさい芝居ヲタのぼやき】



【1.全体の印象】
 広島公演が、東京公演に比べて、音や照明、効果、ダンスの振り付け、フォーメーション、などなど全体的な演出が整理されてわかりやすくなり、効果と生演奏と演技のタイミングが合うようになり、これはいい!と大喜びだったんだけど……。

 兵庫公演も、芝居構成自体は広島公演と大きな変更はなし。使用会場が、正面に客席があるオーソドックスな劇場なので、東京→広島の時のように変更の必要がないのもある。

 でもなー、兵庫公演土曜日はちょっと、個人的には、うーん?
 長期の公演にありがちな、慣れてきたころに起こりがちな現象が見られた。
 効果と演技がかみ合う気持ちよさを覚えはじめ、役柄を理解して演じる楽しさが深まり、少し余裕も出てきて客席の反応もよく見えるようになってきたころ、役者に起こりがちな現象。
 欲を出し始める。もっと楽しく演じたい。それ自体はいいことなんだけども、自分の気持ちよさにのめりこんで、守るべき演出プランを逸脱しがちになる。
 要するに、気持ちばっかり先走るせいでセリフかんだり大声張り上げてるだけになったり、演出上の効果(音、照明、映像、SEなど)に合わせて動いて初めてかっこよく決まるところをタイミングを外してしまって、見てる方は訳わかんなくなる、というのが目立ってた。

 特に白鳥沢は、「強豪」であることをひと目見てわかるようにするため、音、照明、効果にものすごく助けてもらってる。振付や群ゼリ(大勢で言うセリフ)も、きれいに揃って初めて迫力が伝わる。なのに、揃わないし、効果と演技がずれまくる……。
 広島で、キャストとスタッフ、キャスト同士、全員の息があってきて、これは強そう!!って肌身で感じられて、さらに上!を期待してたから、あれれ?ってなってしまった。

 その他も、ミスが目立ってて。
 例えば、広島から入ったと思われる(東京なかったよね?)、天井から吊るされた各校の横断幕の演出。
 両校の横断幕が天井から吊るされているんだけども。試合の決着がついた瞬間に、負けたほうの横断幕が床に落とされる。あまりのエモさに広島では悲鳴あげそうになったんですけども。
 兵庫のマチネでは青城は落ちたのに、白鳥沢が落ちなくてw あれ?白鳥沢はこの演出なくしたの?と思ったら、ソワレでは落ちてたので、あーお昼はオペ(操作)失敗したのね……って。
 こういう小さなミスは、見てる方がミスと気づかなくても、「なんでだろ? なんか気持ちが乗り切らないなぁ」って違和感として伝わるから、やっぱりきちんとするに越したことはないのよね。


【2.沢パート、脚本演出、解釈など雑感】
 沢モンペなので、東京から兵庫までの沢パートの感想、印象をつれづれ。
 
 東京公演では、みんなセリフのない場面でのガヤ演技に手探り感あった。どう動いていいのかわからん、困ったな、というのがありあり伝わってきたんだけども。
(烏野、青城は今回が初めての顔合わせじゃないから、ガヤでの演技が最初から自然だった)
 その辺は、役者さん同士が仲良くなって息が合うようになり、役の理解も深まって、舞台で立ってるだけの状態でもその役自身でいられるようになってきた。なので見ててとても安心。
 わちゃわちゃが単なるわちゃわちゃではなく、そのキャラクターを演じつつのアドリブになってるので、より沢メンらしい表情、動きがみられるのが楽しい。
 さらにガヤでの演技は、ほとんどが役者たちによるエチュード(即興演技)で行われてるから、毎回違うので! 何度も見たくなるw

 最初の東京公演の感想の繰り返しになるけど。
 沢パートの脚本演出については、90分であの試合を要約するにはこれが限界、というか、最大限誠実に沢の物語をまとめてくれはったとわたしは思ってる。
 沢への掘り下げが足りない、という沢ファンの声を垣間見るたびに、気持ちはわかるけどこれ以上を準公式であるステに求めるのはお門違いやろ、と沢モンペとは別の、芝居オタの側面がむくむくわいてくる。

 HQはあくまで、日向翔陽と烏野高校が主役の物語。
 試合最後のクライマックスに、「日向翔陽。この物語の主人公!」って群ゼリを持ってきて〆る、それくらい明確に、このハイステは「日向翔陽の生き様を描くための物語」として存在してる。
 翔陽さんと翔陽さんのいる烏野の、数年がかりで作られたステとしての物語の集大成となるこの公演で、白鳥沢が果たすべき役割は最強の壁として立ちふさがること。
 沢メンの個人的情緒はぶっちゃけ本筋とはなんの関係もないから、烏野ありきの展開を盛り上げるのに必要であれば描かれるけど、それと関係なければ描く必要はない。非情かもしれないけど、原作をばらばらにして要素を拾って、芝居として整合性のある物語に作り直すには当然の作業。

 白鳥沢は、数ある対戦校のうちのひとつでしかない。
 沢モンペとしてはもっと沢を描いてほしいし見たいけど。芝居ヲタとしては、芝居という形になった日向翔陽と烏野の物語で、これ以上沢を描かれたら逆に中途半端で芝居として不格好なだけとも思う。

 青城ではちゃんと描かれてたじゃない、という意見には、それは青城戦が、試合と主人公たちの過去の因縁が密接にかかわって進行するから必然として描かれるだけ、としか言いようがない。
 試合内容とキャラの情緒が深く絡み合って物語として要約しやすい青城戦に対して、沢戦は試合そのものを情緒的に盛り上げるのがとても難しい。

 主人公と情緒的な因縁がほぼないチームとの試合を、90分という限られた尺で、原作のもつテーマをすくいあげつつ、わくわくする物語として再構築しろ、という難問に対する解の一つを、この脚本演出はしっかり見せてる気がするのだけど……。
 「沢をもっと見たかった」という贔屓の引き倒し的感情を抜きにして、一つの芝居として見る沢パートは、ちゃんと情緒の通った熱い物語になってたと思う。

 今回のステで、沢サイドの情緒は、たんじくんの過去と現在がその多くを担ってる。
 沢メンの誰を主軸にしても「コンセプトの戦い」は描ける。その中で、交じり合わない個の強さを足し算でまとめあげるたんじくんを、コンセプトの象徴として提示したステは、とても分かりやすい。
沢が「一分の隙もない、純粋な強さを求めるというコンセプトのもとに一致団結した強豪校である」ということを描く上で、的を射た要約のひとつだと思う。

 監督とたんじくんのやりとりはほんとエモい。
 老練のじじいが過去を振り返りつつ、今を眺めつつ、若者たちの未来へ思いを馳せる。芝居として最高に映える形のエモさ。

 うかい監督「自分を否定してまで、何を手に入れたかった?」
 たんじくん「ちがう、……もう誰も負けて欲しくないだけだ」
 うかい監督「……そんな優しい奴だったか?」

 この会話はステオリジナル。たんじくんとうかい監督の心象風景でのやりとり。解釈違いはあるかもしんないけど、たんじくんという人をきちんと描こうとしないと出てこないやりとりだと思う。
 淡々とした原作たんじくんを、芝居映えする形に解釈して生まれた、たんじくん像のひとつ。
 ……個人的には解釈違いなんだけども(笑)とても感情豊かで、人間臭いもろさも感じるたんじくん。悪くないと思う。

 メインストーリーとして拾いきれなかった沢メンらの情緒は、さりげない立ち位置、ダンスの振付やフォーメーション、ガヤ演技などなどそこかしこに生きてる。
 舞台上で記号的、象徴的にちりばめられた情報を読み取るのが、漫画でもアニメでもない「芝居」を見る面白さなんだよ〜と、芝居ヲタとしては拳を握って主張したいw


【3.個人的、印象深い沢のフォーメーション、演出など】
・OPの胸筋ダンス(笑)。若利くんを前方頂点に配置したひし形の並びで、舞台奥から前に出てくるアレ。裏打ちのリズムに乗って、直立で胸筋揺らしながら迫ってくるの、ちょー物理的につよそうwww 殴って殺す集団らしくていい。胸筋のあと中腰になって、一歩ごとに左右の腕を交互に顔の前に力強くかざすフリもかっこいい。

・後半、沢紹介。舞台奥イントレ上部で正面向いたたんじくんが舞台を見下ろし、沢メンが付き従うように下段に並ぶ。荘厳な白い照明の下で、たんじくんの「いつもの景色だ……」。ひー常勝校! とテンション上がる。そこからの沢のテーマ、しーらとりざわ! オイ!オイ!(これも裏打ちのリズムw)の掛け声とともにイントレ上部でスタメン紹介。音楽の重々しさや腹に来る打楽器のリズムなど、古代ローマのコロッセオにいるみたいな雰囲気w いよいよ殴り合いが始まるんだなぁ…とワクワクw

・沢メンがサーブ受ける時に毎回入るモーションが超好き。全員が中腰で前かがみに構え、両腕を横に伸ばしてゆるやかに羽ばたく。ゆったりと余裕がありつつ、一糸乱れぬ自信に満ちた強さを感じる……。だからとにかく! 動くタイミングを! そろえてほしいんや〜!!(何回言うねん)

・天童くんのゲスダンス。ゲスブロック決めまくったあと、「今日のオレ!120点!!」の台詞をキッカケにミュージックスタート&天童くんの残像軍団登場ww 一回聞いたら忘れられないリズムww テテッテテッテ テテッ てんどー! この音楽、その後もちょいちょい入るのでめっちゃ回るww ちょーご機嫌で破天荒なステ天童くんの魅力が弾ける見せ場。楽しい。

・物理的に強いんだぜ?! な象徴として、全員横並びで、舞台奥からツラまで、肩で風きって歩いてくる、という動きが出てくるんですけども。なんか既視感あるなと思ってて、はたと「……ドリフの大爆笑だ……」と気づいた時はすんごい面白かった。けど、ドリフ言うてもわからん世代が多数なんやろなと気づいて悲しかった。ジェネレーションギャップ…っ…!

・モビングパフォーマンス。管楽器が超かっこいいんだけど、烏野全員VSわかとしくんの構図なので、東京ではなんだかちょっと可哀想な感じして〜! でも、わかとしくんの動きに余裕が出てきて、蹴散らし感が見えてきた気もする。でもやっぱりちょっと可哀想…うーん、その日の出来によって見え方変わるかも。

・「王者のバレーを思い知れ!」。烏野を蹴散らしたあと、沢メンが舞台後方で、横並びで言う群ゼリ。これがな〜沢メン、きちんと腹式呼吸&滑舌できてる人が少なくて、声がこもって本気で聞き取りにくい。一回聞き取れたら、その後はわかると思うんだけども。残念がすぎる。でもこれは脚本も悪いよ…。おうじゃ、おもいしれ、で母音にアクセントくるから、すんごい言いにくい。余談だけど、ちょいちょいこういう言いにくそうな台詞が耳につくので、誰か指摘して直してあげて…色々もったいないから。

・わかとしくんがツッキーと日向の頭おさえこむイメージ映像。舞台上でもある。あのわかとしくんは烏野が見てる想像上の存在であって、実際の若利くんではないんだけど。舞台上では同じ生身の役者さんが演じてるせいで、烏野全員で引き剥がす時に多勢に無勢に見えて、モビングの時同様わかとしくんがかわいそうに見えちゃう。照明や音でイメージ映像なんですよ、って区別はつけようとしてるけどもねー。難しいね。

・菅原さんがコートに入って試合が運ぶシーンでの、菅原さんが中心となるダンスパート。モノクロの照明で、烏野メンと沢メンが交互に舞台に出てきてのダンスアクション。シンプルで美しく、ノヤっさんvs隼人くん、白布くん&瀬見さん、などなどポジションごとの登場があって燃える。ダンスが苦手なノヤっさん(の中の人)にダンスレベル世界王者級の隼人くん(の中の人)ぶつけるのヒドイww ノヤっさん(の中の人)がんばれ…っ…って毎回思ってるのは内緒ww

・沢の校歌シーン。東京の時はバラバラで全然強豪校の強さが伝わってこなかったんだけど良くなってる! 歌が音外さず揃って聞こえるだけでこうも違う。それにしてもこの時の、沢メンらが拳を胸に当てる(心臓を捧げろw)ポーズはしびれる。統率された強さ、白鳥沢のバレーへの忠誠、強豪校のユニを着る誇り、強く気高い魂が伝わってくる。ちょいちょいこの心臓を捧げろポーズが入るのたまりません。

・試合終了。翔陽さんのスパイクを隼人くんが弾いて終わるシーン。東京から広島で、演出がガラッと変わりまして。東京では、翔陽さんのスパイクのあと、舞台ツラでかがんだ状態の太一が抜かれる演技→隼人くんがレシーブ失敗というモーションが入ってた。それが、広島からはスパイクが決まった瞬間に、太一、隼人くん含めた全員が客席正面を向き、呆然とボールが飛んでいった方向を見つめる、という演出に変更になってた。個人的にはいいたいことあるんだけどもw 芝居的には断然こっちが印象的。静と動を活かした印象深いシーンになってた。沢メンの呆然とした表情からのうなだれに、あー……負けたんだ……とじわじわこみあげてくる。表情をしっかり客席に見せるの、とても大事。


【4.個人的、沢メンについて雑感(キャラ別)】
○有田わかとしくん
・容姿とスパイクのジャンプ、フォームの美しさにかけては、もう彼以外ないと思わせる。まさにはまり役。ただ、役者の技量としては初心者さんなので……見た目イメージありきの2.5次元のキャスティングはなかなかに酷。
・前回ステに比べたら、声量のなさ、滑舌の悪さも改善されてはる。頑張ってはる…!! スポーツの体幹とは違う、芝居用の体幹が訓練されきってないから仕方ないんだけど、舞台上でじっと立っている時に重みが足りない。なので一対一で翔陽さんや及川さんと対峙すると頼りなく見えてしまう(舞台用体幹ができると、舞台に足が吸い付くように立ちが安定するんだよ…)。
・それでも!! すごく上達してはるんや……!! ←ここがファンのめんどくささで、下手とけなされると「頑張ってはるねん!」とかばいたくなるし、かといって盲目的に持ち上げてるの見ると「いや、それはどうよ?」とスンってなる……すまない……
・コンセプトの戦いの情緒はたんじくんが担ってるんだけども、白鳥沢を魅力的に見せるのはこの人の出来にかかってる。中の人の調子がいいと沢が強く見えるけど、調子悪いと総崩れする。この大黒柱の役割は重圧すごいだろうな、と思う。
・兵庫ステではタイトルにも絡む大事なセリフ、「オレのいるチームが最強のチームだ」を最高のチームって言っちゃったりして、や、ファン心理的には嬉しいんだけどww ええ!沢最高!って。でもそこはまちがっちゃあかんやつ!!
・五色くんに言う「お前の実力があって何を迷うことがある?」的なセリフも、毎回噛むか声がこもって聞き取れないかで、いまだに台本になんて書いてあるのか自分的に定かでない。これもね、最後の引継式の感動に繋がり、ステにおけるわかとしくん像を説明するのにとても大事なセリフなので、ちゃんと聞かせてほしい。
・「明確に」「お前をたたきつぶしたい」は、きちんとためた台詞、映像と照明その他の効果もあいまって、とんでもなく迫力あってかっこいい…。広島では、自分的に「概念:牛島若利」が舞台上で現身を得た瞬間を見たので、感動しました…。
・沢パートにおける、沢側の情緒的物語を支えるもう一つの軸は、人間離れした強大な壁として立ちふさがっていた牛島若利が、彼もまた仲間とともにバレーを愛する普通の高校生であり、翔陽さんの対等な好敵手になっていく一連の流れなんだけども。
・小さな巨人に思いを馳せる翔陽さん「こんなエースになりたいと思った」と、父が憧れたエースに想いを馳せるわかとしくん「そんなエースになりたいと思った」の対比は、わかりやすく見えてきた!
・白布の「使い物になるうちは〜」に対する「そうだ」も、ものすごよくなってる。わかとしくんの強さ、潔さ、切なさ、そういうものが溶け込んでぐっとくる。「天童の言葉を借りると」「ノってきた!」もいいかんじ。わかとしくんがとっても普通の高校生、バレー馬鹿であるとこが全開に見える。
・不器用ながら仲間が大好きなとこもいい感じに気持ち入ってきてる。「エースですから!」の五色くんの台詞のあと背中ぽんと叩いたり。「ノッてきた!」でれおんさんとするハイタッチの思い切りのよさもね、信頼が現れてる。こういう細かい演技を芝居の過程できちんと客席に伝えられて初めて、最後の引継式も唐突じゃなく説得力が出るのでうれしい。
・わかとしくんがみずみずしい感情を表していく過程が見えてくれば、それに伴い牛島若利を中心に据えた白鳥沢のチームがイキイキしてくる。その辺かなり見えるようになってきたけど、どうしても演技のデキにムラがあるのがもったいなくて。ちょっと台詞かんだりして途端にテンション下がるのが伝わってくると、ああーそこは心切らしちゃダメ〜ってなっちゃう。
・脚本的にも演出的にも、わかとしくんという個性を中心に、光が広がるように他のみんなの個性が浮かび上がるように描かれているのが白鳥沢というチーム。なので、お願いします大エース!!!

○横山れおんさん
・キャリアは伊達じゃない。沢メンの中では、舞台役者として一番バランスよく技術があるので、見ていて安心。れおんさんのキャラクターともあっていて、舞台にいるだけで「ああ、この人頼りになる!」って納得させられる存在感がすごい。筋肉もすごい。わかとしくんと二人、筋肉美しいコンビ。ありがとうよこさん……ww
・「弁慶」がいやにフィーチャーされてて、サーブの時に「よぉ〜!」って掛け声に鼓の効果が入るのがちょっと笑ってしまうw 刀ステオマージュかと思っちゃったじゃんw(よこさんはぶしさん役)
・この鼓はいる時にコート内の沢メンがそろって跳んで、ドンって降りるのがカッコいい。こういう、そろっての動きが何より沢メンの強さを視覚的に表してくれるので、絶対疎かにしちゃだめなんだよ…。
・れおんさんのパパぶりににこにこしちゃう。何かとみんなの背中を叩いて励まして。優しいww と思いきや、おちゃめにあおったりもする。かわいい。
・レシーブミスった隼人くんを「してやられたな、隼人」とからかったりね。最後の引継式のあとハケ際(ハケる=退場する)で、川西に「お前は(サーブ)二百本な」とか言うあたり、アメとムチすごいww この川西とのやりとりはアドリブなんだろか。東京公演はよくわかんなかったけど、広島から毎回入ってる。固定アドリブかな? なんにせよかわいいので嬉しい!

○せら瀬見さん
・ステの脚色において一番、非難の的になりそうな方やな…。原作やアニメでの彼らしさを期待して観たら、がっかりする方も多いのではないかと思う…。
・「サーブだけは自由」がないのがね、辛い。見せ場のピンサーのシーン。あるにはあるんだけど彼のシーンというよりは、白布がどうして二年にして正セッターになったか、の説明の過程として入っていたから、瀬見さんのキャラクター説明としては消化不良が否めません。
・ピンサーだ、って事実自体は、ダンスの時に山口くんと組むとこあったりで、表されてはいるんだけども。セッターとしての彼のスタンスも、「使い物になるうちは」の白布に「その言い方は」と食って掛かる場面や引継式などで示されてはいる。でもな……。ああ、90分の尺が恨めしい。
・コーチ役がいないから、すっかり立ち位置がコーチでw 兵庫からはバインダーまで持って、たんじくんの隣でまるで介護しているようですwww みんなのとばしたボールや小道具を生真面目に片付けてる様子も可愛いww 苦労症……!!!
・すんごくカワイイし、動いてる瀬見さん最高だけど……どうしても描かれ方が寂しい。個人的に、瀬見さんは沢の影と光を最も色濃くその身に背負ってる人だと思ってるから……物足りない。役者さんにはなんの罪もない。烏野が主役である物語と尺が悪い。ビジュアル的には完璧。
・白布に対して食って掛かる一方で、ガヤや最後の引継式ではとても優しく穏やか。人間の出来た先輩なんだなぁーって伝わってくる。ガヤ演技でも、特に後輩たちのこと気にかけてお世話したい感じがよく現れてて(白布と川西をよく追い立ててるw)ああお母さん…ってなったよ……。好きだー…!

○カトケン天童くん
・前回のレポでも書いたけど、東京ではキャラを手探りしている雰囲気があったものの、広島ではかなり整合性出てきた。最初から最後まで、きちんとこの役者さんならではの天童くんになってきたというか。型破りのプレイヤーである天童くんを、不気味さ怖さで表現するよりは、その逆の突き抜けた明るさで表現してる。
・ステ天童くんはとにかく可愛い。元気! アニメで感じたような底知れなさは感じないけれど、ひたすらバレーと仲間を愛し、自分のプレイスタイルを貫くことに誇りをもった天童覚がそこにいる。
・天童くんの過去回想が描かれない以上、ステの中で天童くんらしさをいかに見せるか、と考えた時に、「白鳥沢の仲間を愛し、バレーボールを彼独特のやり方でめちゃめちゃ楽しんでいる」という部分を前面に出すのはとても妥当だと思う。原作、アニメで感じた天童覚というキャラの奥深さを思うと物足りなさはあるんだけど、これもね、尺…っ…!
・兵庫マチネでは、ゲスダンスのキッカケ台詞「今日のオレ120点」をためすぎたせいで、音楽や群舞の出るタイミングがバラバラになってしまった。最初に書いた、役を掴みかけているがゆえのミスだな、と。そこは気持ちよくノッて台詞を言うことよりも、舞台上の決まった演出にあわせた方が本人にとっても結果としてはプラスに働くところ。現に、気持ち優先して外したせいで、そのあとのテンションずーっと低めだったから。(でもソワレでは立て直してきれいに決めてはったから、さすがプロや…と感動した!)
・動きは天童くんのイメージピッタリ。ゲスブロックの飛び方とか、視覚的にイレギュラーが伝わるから最高。いちいちぴょんぴょん跳び跳ねてるの、天童くんらしくて楽しい。運動量すごいw
・マブダチストレッチももちろんないけれど、わかとしくんには何かと絡んでるし、息の合ったプレイするシーンも多い。「めだっちゃってごめんね?」「問題ない」「あざーっす!」でジャンプするのが超かわいいww 
・台詞にはなくても確かにふたりはマブダチwだと演技で見えるようになってきてる。立ち位置やガヤ演技まで見逃したくない……。並び立って翔陽さんに立ちはだかるとこなんて、鳥肌立つくらい修羅場くぐり抜けてきた戦友の雰囲気。
・試合後、沢メンが舞台ツラに出てきて客席に礼する時、ひとりタイミングを遅らせて小さく何かつぶやく演技。東京の初日と二日目はなかったもの。アンケートの意見から取り入れたんじゃないかと推測してるw 天童くんの過去が語られないステのストーリー上では、「楽園」についても語られることはない(語られても蛇足だし)。でも、こういう形で原作を生かしてくれるのは最高のファンサ……あざっす。一人上を向いているの、天童くんらしい。泣ける。

○白布のぶながくん
・美少女みたいな容姿なのに中身は口の悪いw超武闘派。その辺はとっても好みの演技してくれてた…。仲間にはけっこう甘いのもよきw つとむに対しても「大口たたくのは~」って原作通りアタリきついのかと思いきや、ガヤ演技では背中ぽんっとしたげてたり、優しい! 実は可愛がってんじゃんってなった。
・白布も自分的には解釈違い…というか、彼の一側面だけが強調された印象でやはり消化不良。原作やアニメから自分が読み取った限り、この子が「一番目立たないセッターにとして牛島さんに尽くす」のは自分が強いバレーがしたいから。「牛島さんに忠誠を尽くす」のは強いバレーをするための手段であって、目的そのものじゃないはずなんだけど。
・過去回想がないもんだから、なんでこの子がこうも牛島さんに忠誠尽くせるのかがわかんなくって。ただの牛島シンパみたいに見えかねないのが個人的に残念。
・一応、「使い物になるうちは~」のやりとりは拾われてるから、単なる牛島さん至上主義ではないんだな、とわからなくはないんだけども。瀬見さんの描き方と併せて、この脚本においてさらに白布の本質に迫れる演出方法はないものかと、めんどくさい芝居オタは考えてしまう……。
・二年生コンビはガヤ演技でけっこう絡んでて、コンビを意識した演技してくれてはる~と嬉しい。白布が落ち込んでるとこにドリンク渡してあげる川西や、イヤホン?でふたりでわちゃわちゃ遊んでたり。川西がぼーっとしてるのをたしなめたり。さりげなくこぶしぶつけあったりしてて!
・川西とつとむがすごく後輩っぽくいじられてるのに比べたら、まるで沢のヌシみたいにえらそうwwなんだけど。天童さんには何かと絡まれていてそのたび不愉快そうにしてるのがとてもツボww いきりたってるのを三年生に何かとよしよしされてるのもね、愛らしい~。
・ツッキーに追い詰められてくシーンは、ピンスポで抜かれたりして、見せ場的にはすごい恵まれてる。ヒリヒリする緊張感伝わってくるので! もっともっと鬼気迫ってってくださいホンマ(笑)

○菊池つとむくん
・何回か見てる中で、演技の上達ぶりが顕著な気がするちゅとむ~! 顔だちがはっきりしすぎてて、青城戦で白いカッパ着て白子ちゃんwになってても、この子だけはすぐわかるw 二階席から見ても瞳の演技がわかるという。瞳が美しすぎる……。
・セリフ回しがどんどんエモくなってる。最後の見せ場、「見たいと思ってしまうから、それも、悔しい」に泣きの演技が入ってきてて。わかとしくんの美しいフォームとあいまって、とても幻想的でいいシーンになってる。ええわぁ。
・わかとしくんとつとむの関係は、今回の脚色ではかなり大事にされてる印象。わかとしくんの白鳥沢への愛情が、自分の後継となるエースへの期待という形で一番わかりやすくストーリーとして組み込まれている。つとむが張り合うのに「ああがんばれ」と答えるところから始まって、試合中の「おまえの実力で何を迷うことがある?」、「エースですから!」からの背中ぽん(ない時もあるw)、そして、引継式での「頼むぞ」。淡々としたわかとしくんの演技に、つとむがとても感情豊かな演技で受けるから、対比が芝居映えして美しい。ステにおけるつとむというキャラはもちろん、わかとしくんというキャラを表す大事な軸になってる部分。
・三年生たちに何かと励まされ、特に山形さんにはよく頭なでなでされてて! 沢のワンコ(笑) 天童さんの真似してぴょんぴょん飛び跳ねてるとことか、走って勢い余って川西の背中に突っ込んでペコペコ謝ってるのとか(川西はいいよいいよって感じだったw) でっかいのに何かと動きが愛くるしい! 大型ワンコかわいい〜最高〜!ってなった。あざっす。 

○つじ太一くん
・ステの川西はクールというよりは、マイペースなだけで素直な普通の子。最後の引継時のお返事がとても元気でかわいい。黙って立ってたらスタイルいいクール系イケメンなのに、動くとちょっとぼんやりした後輩ちゃん。
・白布にちょっかいかけたり、励まし励まされてるガヤ演技は等身大の高校生。いちゃいけない目立つとこでぴょんぴょん跳ねてて白布に引き戻されてたり、瀬見さんにサーブ指導されてたり、サーブの時ボールをくれる山形さんにからかわれてこまってたり、獅音さんには何かと背中を叩かれて励まされ、天童さんにはねちこく絡まれw ガヤではけっこうないじられキャラw
・ステでしっかり川西のプレイスタイル説明のシーンが入る理由は、ひとえに最後の引継式につなげるため。五色と白布が話の流れの中でキャラ立ちできるのに対して、川西は無理矢理にでもねじ込んでおかないといけない。でないと、引継式で「あれ誰?」ってなっちゃって盛り上がらないからね。
・川西のプレイスタイル説明シーンはまだまだ工夫の余地ありと思う。ゲスとリードの違いを、もっと大げさな位に動きで表現して欲しい(いちおうゲスでは天童さんぽく、リードでは下からまっすぐ跳んでるけど)。いっそゲスのところは、あからさまに天童さんのモノマネして笑い取るくらいでもいいのでは。
・あのシーンは観客に印象づけてナンボの本筋には関係ないシーン。だからこそ、自由に遊べるとてもやりがいのあるシーンになりうる。太一推しとしては、ぜひとも有効活用して川西太一をさらに鮮烈に印象づけてほしい…。
・役柄として仕方ないんだけど、台詞が少ないのがとても残念。というのは、中の方、沢メンの中では横れおさんと並んで、滑舌と発声がしっかりしてるから。他の子達が腹式呼吸が不完全なせいで声に息が混じってこもりがちなところ、腹から出ててとてもキレイに通る。引継式の後、ハケる時に横れおさんと会話してるんだけど「お前は(サーブ)200本な!」「200本ですか!?」…これ、マイク入ってないのに舞台一番奥からキレイに聞こえたのすごい。横れおさんともども、つくづくもったいない。

○シュンイチ山形さん
・身体能力の素晴らしさによって、沢リベロの技術力の高さを象徴的に、圧倒的に表現してくれてる。中の人、ありがとうございます。そして、顔がいい。ものすごくいい。
・動きが一人異次元。バク宙の高さ、着地の際に音が全然しないのは驚異。軽やかなのにゆったりと動きに余裕があって見える。美しすぎて芝居の最中であることすら忘れて、「技」に見入る。すごい。技をいれるタイミングは完全アドリブっぽくて、毎回違うのが……ああ、何回でも見たい!!
・レシーブの姿勢がぴたっと一定に止まる。腕の動きなどなめらかでしなやかで、やばい沢のリベロが美しい。こんな安定したリベロおったら勝てない…沢の強さの説得力になってる。
・腰にジャージの上を巻いてるのはもう仕様www ダサ可愛いww 前半終わりに沢がシルエットで出てくる時は、逆光で巻いたジャージが透けてクリオネみたいになってたw
・ガヤ演技では後輩にはよしよし、同級生には悪ガキっぽく対等感いっぱいで、ああ、らしいなーととても好き。天童くんとよくふざけてるの可愛い。
・「相手を称賛だ!」が、自分的山形隼人像のキモなので、台詞が差し替わっていたのがとても残念だけども、ガヤの演技で兄貴感、元気いっぱいの男の子感は見られる。
・個人的にエモすぎて泣きそうになったのが、最後決着ついて、呆然としたあとで自分のレシーブした手をじっと見つめるとこ。その後立ち上がって、まだうなだれて太ももを拳で叩いてる川西を起き上がらせて背中支える。見たの一回だけだから多分アドリブなんだろうけど、頼れる兄貴感出ててぐっときた。
・よくガヤ演技で手足のストレッチしてはって。足を大きく広げてるのがちょっと、うん、客席によっては目のやりどころに困りました。みなさん短パンだからさ……山形さんに限らず、座席の位置によって、すみません別に見る気はないのです!!と言いたくなる方多数ww


【5.めんどくさい芝居ヲタのぼやき】
・「演技が上手い」ことと「役に入り込む」ことが別物であるという事実は、わりと見落とされがち。「ガラスの仮面」とか読んだら、役に入り込むことが上手い条件みたいに見えるけど、大いなる誤解。

・いくら本人がなりきっていても見ている側に伝わらなきゃ、それは「役者」の仕事を果たしたとは言えない。どんなに気持ちの入った演技をしようが、勢いづいてセリフをかんだり無駄な間をとりすぎて音や光や振り付けのタイミングを外したりたら、見ている側は冷める。何が起こってるのかわからなくて、気持ちが高まるべきシーンで盛り上がれなくなる。

・はっきり言えば、芝居を作る時、役者の気持ちの高まりは優先順位としてはとても低い。熱演はいい芝居を作るための必須条件じゃない。だいたい、役者が最高に魅力的に見えるように舞台のプランは組まれてるのに、それ外してカッコよく決まるわけない。芝居の流れも、役者の魅力も、台無しになる。

・習熟した役者さんは、己の心身を使って、「芝居の意図」を伝えることがうまい。綿密に作りこまれたプランと鍛えられた表現技術に、その役者ならではの解釈、情熱、心が吹き込まれた時に初めて、舞台の上で人の心を揺さぶるキャラクターが生まれる。うまい役者さんは伝えるための芝居技術と本人の熱演を両立させられるから、うまくてすごい。

・ハイステの役者さんで、この両立の域に達している人はごくごく一部。みなさん若手だからね……。どうしても気持ちが乗ると技がおろそかになるし、技を丁寧にしようとすると役への没頭が薄まって素が見えてしまう。そのあたりのせめぎあいを感じたのが、自分的な兵庫土曜日公演だった。

・おそらく過渡期なので、さらに習熟してきたら息をするようにきっかけがかみ合って(笑)そのうえで気持ちものった、より完成度の高い舞台になっていくと信じてる!

・こんなん言うてるけども、ハイステの芝居としてのクオリティは高いよ! 生モノだから何回も見てたら、調子のいい時悪い時はなんとなくわかる。けど、常に一定の水準をクリアしてるのは間違いないのでそこは信じていいし、さすがプロのお仕事……。

・客側の勝手な要求と承知で言うと。こんなひねくれた理屈を超えて、見ている側を完全にひっぱりこむお芝居っていうのがたまにある。できたら沢戦でそういう感覚を味わわせてほしい、と沢モンペは思ってる。ノりにノった芝居って逆に、ちょっとしたミスなんか全然気にならなくなるんだよね、不思議なことに。そんなぐうの音も出ない、絶対王者の芝居でオタのたわごとをねじ伏せてほしい。

・そして、もう一つの本音。怪我なく、全員で完走してくださったらそれでいいです。HQとハイステのファンとしては、実はそれで十分だったりする……。素晴らしい作品を楽しませてくださって、ありがとうございます。

・次は凱旋。もしかしたら私事で見に行けなくなる可能性も濃厚なのだけども、最後まで、どうかどうか、皆様元気にパフォーマンスしてくださいますように。


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ハイステ「最強の場所(チーム)感想/10月東京 [雑記:アニメ・特撮]

【全体解釈】感想、メモ、備忘録。

2018/10/20.21観劇分より。

※沢ファンなので沢中心。

※ネタバレあり。独自解釈あり。内輪話あり。

※純粋に情報のみ求める方は閲覧しないことをおすすめします。

※芝居ヲタなので、めんどくさく、上からの否定的意見も含みます。

※これらがNGな方は回れ右でお願いします。



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感想。備忘録。メモ。【全体解釈】
2018/10/20.21観劇分より。

・青城戦は脚色しやすいんだな、と、つくづく。映画もそうなんだけど情緒に訴えるエピソードがハイキューのメインストーリーの特に重要な部分に絡んでいることが多いので、プロが要約すれば万人がそれなりに納得するものになる。

・再戦の因縁、及川さんと飛雄くんの因縁がリンクしてるからとても作りやすい。斜に構えた言い方をすれば、わりと誰が脚色しても似通ったものになるともいえる。

・ウォーリー脚本でしびれたのは、京谷くんと矢巾くんのエピソードにオリジナル脚色をいれてまで尺をとったこと。二年生にこんなに尺割く意図ってなんだろと思ったら、最終的に京谷という異端児すら使いこなす及川さんのすごさに明確につなげたから、ちゃんと計算されてる無駄がないすごい、となった。

・整然と美しかったチームがいったん壊れて、不器用ながらもまとまるのを京谷くんと矢巾くんの情緒を通して描いた。フォーメーションや立ち位置で、だいたい及川さん京谷の近く後ろにいるんだよね。見守りつつ誘導しつつwみたいに。いいなぁ、芝居ならではの表現、とテンション上がった。

・終盤、歯車のプロジェクションマッピングが入るシーンは,鳥肌たつほど美しかった。ちらばったパーツがまさにかみ合う。小劇場の演出に慣れ親しんだものなら余計に興奮する、計算されたカタルシスの瞬間だった。

・白鳥沢戦を脚色する難しさは、情緒に訴えるエピソードがほぼメインストーリー関係ない部分で展開されること。

・ハイキューという翔陽さんと烏野を主役とした物語を描くうえで、沢に与えられた役割は「最強のラスボス」。メインキャラ間に個人的な情緒の交流がないことは、物語に感情移入させるには非常に不利な材料。(まぁ沢戦の試合としての魅力は、そういうわかりやすいエモさにあるわけではないから仕方ないとも言える…)

・原作、アニメでも沢メンの個人的背景が描かれ始めたのは、ツッキーのドシャットの後からだった気がする(間違ってたらごめん。つまり、沢というチームの絶対的強さが揺らぎ始めた頃から。

・揺らいではじめて、得体の知れない未知の脅威として立ちはだかっていた白鳥沢が、烏野と同じ高さにいるライバルなんだと認識された。そこから描かれ始める個人的エピソード。畏怖されるこの子たちも必死にあがく高校生なんだとそれぞれの過去回想で畳み掛けて、敵にまで感情移入させる。

・うまいなぁ、と原作者さまの持っていき方にひれ伏す…。敵に厚みができたら、主人公たちは更に魅力的に見えるからな…。

・ここがライバル校の切ない所でもある…。このハイキューという物語では、青城も白鳥沢もカッコよく
敗北してナンボということなんだよ…。

・おいといて。

・芝居表現において、青城戦がストーリーで魅せるクラシックバレエなら、白鳥沢戦はモダンバレエみたいなもの。つまり、演出の解釈がとても重要。
・限られた尺で、いかにこの試合のテーマを鮮やかに美しく見せ、観客の感情を揺りうごかすか。演出の腕の見せ所。(映画は大失敗してたけどな…ほんとに試合やってるだけになってしまってたから…感情移入の糸口を示せてなかった…)

・さっき、青城戦は誰が演出つけてもわりと同じような感じになるのでは、と言ったけど、白鳥沢戦は、演出がこの「コンセプトの戦い」の情緒的な部分を誰に担わせるかで、見え方が全然変わってくると思われる。沢の誰に担わせても、「コンセプトの戦い」は表現できる。それが白鳥沢戦の演出の難しさであり、面白さでもある。

・ウォーリー脚本は、この情緒をたんじくんに担わせた。なぜきちんとたんじくんがキャスティングされたのかもこれで分かった。たんじくんの過去現在の情緒が、ステで描かれる「コンセプト」の象徴だから。

・コンセプト=たんじくん、はとても明快な解だけど、芝居として話を(今回の演出的に)盛り上げるにあたって、たんじくんには独自解釈が盛り込まれてる。

・ステたんじくんの情緒的解釈は、めちゃめちゃ意見割れると思う。原作やアニメの淡々とした、受け手の解釈に委ねてくれるたんじくん像と異なり、ステたんじくんはすごく感情を主張してくるから。

・沢ファンで、このたんじくん像がハマった受け手は、「コンセプトの戦い」という概念の世界が一気に生身の人間の物語になると思う。この試合はこういう意味だったんだ、と最高のカタルシスも得られる気がする。

・ハマらなかった受け手は…仕方ない。所詮、ステも原作から派生した二次創作なのだとそれはそれとして置いとくしかない。絶対、自分の解釈をあきらめたりはしないで「俺の白鳥沢はこうだ!」といろんな形で表現してほしいな…。わたしはそうする(笑)

・ただ、解釈のずれはあれど、ウォーリー脚本は公式発信として、最大限に公平に、白鳥沢の強さと美しさを描こうとはしてたと思う。あくまで、烏野という主人公チームに対する、最高のライバル校の一つとして。

・あの尺で「コンセプトの戦い」の意味を最大限に表現しようとしたら、敵キャラの個人的エピソードは真っ先に削がれて当たり前の部分。敵キャラの個人的背景は原作の尺があってやっと描ける、より物語に厚みをつけるためのものだからね…。

・何が言いたいのかわかんなくなってきたw

・好きなキャラのこのセリフがないとか、キャラ描けてないといった意見を見ると、3時間の芝居として全体をまとまりよく見せることを考えた時、削らざるを得ないから削ったんやろになぁと口惜しく思う。

・はっきり言えばこの尺で、この解釈で、そこを入れたら逆にバランス悪くてみっともなくなるから入れてないんだよ…と。

・気持ちはわかるけどな…。マブダチストレッチも楽園もないからねー。せみくんも立ち位置がわかりにくいし。沢のマブダチ好きやせみくんファンが悲しむ気持ちは。しらぶくんの解釈も割れそうだし、そのほかももう色々と…!

・それでも! 全員ちゃんとキャラとして認識させるように見せ場を盛り込んではいる。あくまで、沢の、チームとしての強さを描く材料としてだけど。

・1.5時間の中で、ストーリー展開の重要度を鑑みて、これ以上特定キャラの何かエピソード入れたら、それは単なる贔屓の引き倒しで、作品を見苦しいものにするだけだと思う。

・削られたシーンやエピソードの補完が、ダンスのフォーメーション、立ち位置、セリフのないところでの演技でなされているのが芝居ならではの表現であり、醍醐味でもあるので。目を皿のようにして見てほしいなーと芝居クラスタは思う…。

・長くなってきた……キャラ編は次に改めよう…。


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次回イベント参加 コミックマーケット94 [イベント参加情報]

次回のイベント参加は
2018/8/11(土) コミックマーケット94(東京ビッグサイト)
です。

【配置】
西2ホール け30b

【新刊】
①創作 『永遠の王冠 最後の指輪』5
②HQ!! 『だってセックス以外に思いつかない』(牛島×天童)
③HQ!! 『Virgin×Virgin』(川西×山形)


HQ!!新刊については戸蘭のpixivに試し読みをアップしています。
https://www.pixiv.net/member.php?id=1734766

よろしくお願いいたします(・∀・。)(-∀-。)

(kikyoya)
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次回イベント参加 SUPER RTS!! 2018 [イベント参加情報]

次回のイベント参加は
2018/5/4(金) SUPER RTS!! 2018(東京ビッグサイト)
です。

【配置】
東4ホール け21b

【新刊】
白鳥沢
牛天、川山ゲスト本。
詳細は後日お知らせします。よろしくお願いします。

https://www.akaboo.jp/neo/event/p2107.html

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次回イベント参加 IDLING ATTACKER [イベント参加情報]

次回のイベント参加は
2018/3/4(日) IDLING ATTACKER 福岡16(福岡国際会議場)
です。

新刊・牛天アンソロ委託 あります。
よろしくお願いします!

スタジオYOUさん→
http://www.youyou.co.jp/only/ia/

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白翼の王者4 新刊ご案内(その2) [既刊本情報]

詩篇ーPsalmiー
詩篇表紙_タイトル入り_S.jpg
□2017年12月3日 白翼の王者4にて頒布した新刊です。
サンプルはこちらから→ https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66059264
□牛天R18小説本。影の主役は鷲匠監督。その他、白鳥沢レギュラー陣は全員出演。
□フルカラー新書/52P/600円。
□通販はBOOTHからどうぞ→ https://toranjf.booth.pm/items/708163
※新刊2冊セット希望の方はこちら→ https://toranjf.booth.pm/items/707799
※現在在庫はありません。
※再販検討中です。恐れ入りますが、ご希望の方はBOOTHから「入荷お知らせメールを受け取る」をクリックくださいませm(_ _)m

【あらすじ】
 天童覚が高校卒業後、白鳥沢バレー部のメンバーの前から姿を消してから十年。
 プロバレーボール選手として活躍していた牛島若利は、いよいよ選手として進退決断の際に立っていた。
 そんな時、牛島の前に、突如、行方知れずだった天童が姿を現す。
 十年前と変わらない親愛をこめて接してくる天童に、かつては気付かずにいた思慕を自覚する牛島。
 二人は空白の時間を埋めるように互いに溺れていく。

 十年前、天童が姿を消した理由は何だったのか。
 再び牛島の前に現れた理由は?
 天童の抱える過去を知った時、牛島は何を選択するのか。

 強豪と呼ばれる白鳥沢学園高校バレー部で生きた人々が、「楽園」で失ったものと手に入れたもの。
 愛しいものを護るために、魂を捧げた人々の物語。
 
【表紙】
ソトさま( https://www.pixiv.net/member.php?id=1903993 )にお願いいたしました。
天童くん、若利くん、鍛治くんの贖罪。痛みを通して見つける、ほのかな光の美しさ。
物語の主題を余すところなく、精密な一枚絵として表現してくださいました……。
個人的には、カッコイイ手描きのタイトル文字にも是非ご注目いただきたいです!

【冬の本や夏の本、表紙、通販大失敗、今後の予定など同人よもやま話】

 ストーリーのネタバレはありませんが、いわゆる楽屋話、内輪話的なものです。
 苦手な方のために折りたたみます!

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白翼の王者4 新刊ご案内(その1) [既刊本情報]

■2017年12月3日 白翼の王者4 にて頒布予定の新刊ご案内(その1)です。
■スペースNo:そ10

『神はあまねく、人の子らを愛す』
□HQ!!二次創作。web再録小説本。牛島×天童。(大人向け表現含みます)
□一色刷り新書・カラー口絵入り/100P/900円

kokuchi_hyoushi_mono.png kokuchi_sashie.png

□全3話(書き下ろし含む)収録。カラー口絵1P。挿絵2P。
・『神はあまねく、人の子らを愛す』
・『天にまします我らの父よ、願わくば』
・『いつくしみ深き、友なる』(書き下ろし)
試し読みはこちらから→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8922314

□pixivで公開した『神はあまねく』シリーズを、書き下ろし最終話を含め、完結編としてまとめた内容となります。

□カラー口絵・挿絵
ソトさま( https://www.pixiv.net/member.php?id=1903993 )にお願いいたしました。
Twitterで描いてくださったイラストを、印刷用に描き下ろしていただきました。
今にも息遣いが聞こえてきそうな存在感のある若利くんと天童くん。大人になったセクシーな彼らもいます!
是非、ご覧いただければ幸いです。

□通販は、BOOTH自家通販、および、とらのあなにて委託予定です。イベント終了後に、改めてお知らせいたします。

C92(2017年夏コミ)新刊ご案内(その1) [イベント参加情報]

■C92(2017年夏コミ)発行、新刊ご案内(その1)です。
■スペースは、2日目【東ウ49b 冗談生産工場】 
*当日は、創作BLジャンルにいます。 

1)『Travessia〜君に続く道』
□HQ!!二次創作。牛島×天童小説本。白鳥沢3年生と鷲匠監督が目立ってます。(大人向け表現含みます)
□カバー付き新書/68P/600円。
□通販については後日改めてお知らせいたします。
Hyoshi_image.jpg

【あらすじ】
 白鳥沢学園高校を卒業してから半年後、牛島若利が再会した天童覚は、高校時代の記憶だけをすっかり失っていた。
 卒業後は疎遠になっていたが、人知れず身体の繋がりまで持った天童を、牛島はずっと忘れられずにいた。
 「記憶を取り戻す手助けをしたい」という牛島の提案を天童は快く受け入れる。
 しかし、無邪気に寄せられる天童の信頼を、牛島は手酷い形で裏切ってしまうことになる。

 記憶に囚われた牛島と記憶を失った天童の進む道が、再び重なる日は来るのか?
 天童の『失われた記憶を探す旅』に、終着点はあるのか?
 ──ちょっと不穏な香りもしますが、ハッピーエンドです。
 
【カバーイラスト・表紙デザイン】
 TEIさま( https://www.pixiv.net/member.php?id=16141615 )にお願いいたしました。 
 鋭く、繊細で、臨場感に思わず引き込まれてしまうようなイラストと漫画をたくさん描かれていらっしゃいます! 
 今回のカバーイラストも、折り返し部分まで含めた見事な一枚絵として仕上げて下さいました。
 皆様には是非、一度はカバーを外して開いて、その壮麗な美しさをご堪能いただきたいです。
 
2)『夏の夜の夢』
□HQ!!二次創作。白鳥沢オールキャラほのぼのと暗めの牛島×天童(大人向け)、小説二本立て。
□A5コピー/28P/無料配布
□『Travessia〜君に続く道』通販時に、オマケ本としておつけします。

以下、上記作品のこぼれ話など。
物語のネタバレは含みませんが、まっさらなキモチで読みたい!とありがたくも思ってくださる方のために(笑)、折りたたみます。
< toran >


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2017夏コミ参加決定 [イベント参加情報]

2017年8月12日(土)
コミックマーケット92 2日目 at東京ビッグサイト
スペース:東地区(3ホール)”ウ”-49b

新刊情報
①『永遠の王冠 最後の指輪』外伝 短編2話収録
②HQ!! 白鳥沢UT本
③HQ!! 無料配布本

詳細は追ってUP致します((φ(..。)

(kikyoya)

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『永遠の王冠 最後の指輪 4』 [既刊本情報]

tow.png【ジャンル】
オリジナルBL

【発行No】
B0204

【誌名】
永遠の王冠 最後の指輪 4

【価格】
500円

【概要】
A5/コピー/44P

【あらすじ】
過去の精霊界では、ヴァルクの異変について調べを進めるうち、アザリィクリール王位継承を巡る様々な思惑が顕在化し始める。
異形の襲撃は退けたものの、自分をかばって負傷したヴァルクを見た水月は…。

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